誰かインド行かん?インド料理が好きすぎる。カレーとチャイとラッシーとチャパティくらいしか知らんけど…
最近、というよりここ2日、元々の貧弱貧乳メンタルが更に悪化している。貧乳じゃないけど。
バイト中、有線から流れる好みではない曲のエンドレステロのせいで、覚えたくもないのに体に刷り込まれて、気がつけば口ずさんでいるという耐え難い屈辱…そしてなぜか泣けてくる。
というかシンプルに働きたくない。荒んだ気持ちの原因は多分、急に寒い、天気悪い、寝不足、肌荒れ治らん、二重アゴ、顔が油田、家が父臭い、憎きコロナ…挙げたらキリがない。
窓を閉めているのに雨でしっとり濡れた土と青臭い草木の匂いが充満する暗い部屋、見る人誰もをドン引きさせるであろう障子ビリッビリの六畳間に腰を下ろす。
クソクソクソ寒い。先月の電気代とあわせて母の有難いお叱りを思い起こした。でも私の脳機能はうまく出来ていて、その記憶を一旦喪失させ、冷たい指先でリモコンのスイッチを躊躇なく押すことができる。
ポカポカと暖まってきた体で10分程ぼーっとしてみるけれど全く気分が落ち着かない。気晴らしに本を読んでいてもどこかうわの空で、モヤモヤする。
なんやかんやで部屋の掃除をしていると、玄関先から聞き慣れたバイクのエンジン音がした。どうやらAmazonで注文したスパイスが届いたらしい。
連日のストレスの積み重ねで心がすっかり枯れ果て、おじいちゃんのデコルテ並にシワシワのヨレヨレに萎えきっていた私は一気にテンションが上がった。
ワクワクしながら雨降りにも関わらず靴を履くことさえ放棄しポストを覗く。
するとそれは貧相な赤いポストに無理矢理ねじ込まれていたではないか。軽く引っ張ってみるけれど角が丁度ピッタリ突っかかっていてビクともしない。
薄手の部屋着で肌を刺すような風を感じながら、だんだん冷えゆく大根足を大地に踏みしめ、私はついに覚悟を決めた。
「ヴァォォォオエォォアエ!!」とご近所迷惑にならないくらいの囁かな雄叫びをあげて、握力17プラス精神力50くらい振り絞り、どうにか荷物を抜き取ることに成功した。
その後は残り少なくなっていたカレースパイスを無事に調合し終えた。
容器いっぱいになったものを見ると、不思議と心も満たされていた。
また明日からの料理が楽しみだなあ。
数ヶ月前に印度カリー子さんを知り、見よう見まねでスパイスカレーを作り始めた。
私は、一味を沢山かけてもどこか甘ったるく、後味がThe添加物なお馴染みのレトルトカレーが苦手だったのもあって、見事そのスパイスカレー沼にずぶずぶハマっていった。
集めたスパイスは綺麗に整頓し、たまに蓋を開けて嗅いでみる。単体で嗅ぐと異国の妖しげな占い屋に入ったような気分になる。
今日はずっと前から作りたかった大好きなインドの定番飲料を作った。
【マサラチャイ】
材料
🌟作り方の参考
https://www.google.co.jp/amp/s/mi-journey.jp/foodie/44058/amp/
スパイスの香りと深みがじんわりしみる。黒砂糖を使ったのでコクがあって美味しい。
温かくて爽やかで、まるでお風呂上がりにサイダーを飲んだような幸せな気分になれた。
ついでにパイシートで作るとっても簡単なシナモンロールも。シナモン狂信者なので。
【サクサク
材料
- パイシート 1枚
- シナモン お好み
- 砂糖 お好み
(分量的にはシナモン少なめ)
作り方
- パイシートは解凍しておく。
- 触った感じ耳たぶくらいになったらめん棒で長方形に薄く伸ばす。
- シナモンと砂糖を合わせ、生地の上にサっと振る。このとき片方の端は避けておく。
- 横長になるように隙間なくクルクル巻く。端はしっかりつまんで包む。
- 1~2センチ幅に切って断面を上にし、クッキングシートを敷いた天板に並べる。
- 予熱200℃のオーブンで10分焼く。
- 好みで追いシナモンシュガーして完成。
食感は軽めのクッキーのよう。焼き時間も少ないから小腹が空いた時に丁度良い。カタツムリみたいな見た目がお気に入り。
スパイスは料理の幅が広がるし、お店のような本格的な味を手軽に楽しめるからこれからも研究していこう。健康や美容にも良いらしいが、こうも食べてばかりだと無理そうだなあ…
ちょっと元気になれたので早めに寝ようと思う。明日もコツコツ働く。働いて給料を貰って更なるスパイス道を歩むために…。