ひねくれ者のくだらない話

特に深い意味はない。

新約生活書

 好きなお花をたくさん挙げられるようになった。大人になったなと思う。

 

 不眠症を治したくて薬を始めた。寝る前にたった一錠飲むだけで効果てきめんだ。もっと早く始めていれば…でも、その悔しさの刀を過去へ突きつける元気もなくすんなり鞘にしまうことができるのも大人になったなと思う。

 

 週5で働き始めて、嫌な大人を沢山見た。まっすぐすぎて一途にさえも思えるその悪意や敵意をこちらに向けられないように必死な自分が恥ずかしいような、なんだか屈してしまったような、そんな気もする。でも右から左へ受け流す。大人だから。

 

 ペコペコして腰を痛めてへとへとになって帰ってきて、浸け置きすらされていない洗い物にお出迎えされようが「フー」とか「ワー」くらいのため息ひとつで彼らと向き合う気合いが入るし、明日の朝ごはんのスイッチを予約するまでこなせてしまうし。

 

 毎日30%でも生活はやすやすと巡る。なので初っ端から100%を目指さないことをここに誓います。