地球、爆発すればいい。破片に乗って私は宇宙旅行するから。
快晴の下、凸凹とした道をクロスバイクの細タイヤでその速さと軽さをさらけ出し、木の影を転がる。
散歩している人々が枯葉を踏む音、キラキラ光る水面、眩しい太陽が私を通過する。この瞬間、もしかして私は今素っ裸なのかと焦るくらい解放感があった。
口笛は吹けないけれど、何となく心の中で吹いているような感じ。私にとっては新品のルーズリーフに新品のクルトガを滑らかに押し当てたような快さがあった。
カーネーション「The End of Summer」という曲が大好きで、この季節によく聴いている。
365日秋の国があればそこに永住したいが、そこまでするならば敢えて火星とかに住みたい。